こんなひとにオススメ
- おひとりさま女性
- お酒が好き
- 悩みがあって癒されたい
- 子供と離れて暮らす女性
- 頑張って仕事をしていて自分を労いたい
- バツイチ女性
こんな本
夜に《見守り屋》という仕事をしているバツイチの祥子さんのお話。
一晩中起きて見守って仕事を終えたあと、欲望に任せて美味しいお酒とご飯を楽しむ。
それぞれ見守る家庭には事情や悩みがあり、祥子さん自身も娘と離れて暮らさないといけないという
事情がある。
シリーズで3作でている。
『ランチ酒』
『ランチ酒 おかわり日和』
『ランチ酒 今日もまんぷく』
わたしの感想
タイトル通りランチにお酒を呑むとても美味しそうな本だった。
もちろんお酒も魅力的なのだが、私が印象的だったのは祥子さん自身の抱えている悩みだった。
彼女は離婚をして娘と離れて暮らしている。
離婚をして母子家庭の題材のお話はよく見るのだが、
子供と離れて暮らす母親のお話にはなかなか出会ったことがない。
子供と離れて暮らす父親の方が多くて、母親は少ないのだろうか。
子供を愛しているのに、愛しているからこそ手放してしまった。
いろいろと夫側に言いたいこともあっただろうに子供のためにそれを飲みこみ耐える。
その悔しさ、辛さを抱える祥子さん自身を元気づけるためにも美味しいご飯とお酒があるのだと思う。
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