本好きになったきっかけは子供の頃に読んだ探偵の本。
あの頃と変わらず40代になっても『探偵』と名が付く小説は今だに大好きだ。
この本は、10代の頃に経験したワクワクドキドキ思いださせてくれた一冊だった。
あらすじ
憧れの建築士・天木悟に近づきたい。
そう思って横浜の大学の建築学科に入学した織家紗奈。
早速天木がゲストで参加する講義に参加したものの、
壇上にいたのは天木だけではなく……。
しかし講義終了後、織家は天木から「君は見える人だろう?」と声をかけられる。
そして幽霊が見える力で「事故物件調査」のバイトをしないかと誘われ……。
若手天才建築士の裏の顔はなんと、「心理的瑕疵」を取り除く建築士!?
天才とその助手の事故物件事件簿!
建築士を目指す女子大学生の織家は、建築士の夢を持つきっかけとなった天木と知り合い、
彼のもとで事故物件の真相を明らかにしていく物語。
織家は霊感があり「見える」方なのだが、天木は「見えない」
そのため、天木は気乗らない織家をアルバイトとして雇う。
感想
まず、本にハマった10代の頃に好きだった感じの小説だった。
大人になるにつれ現実味があるものを読み出して、
『探偵』『事故物件』『幽霊』というと
絶対に身近にありえないとわかって敬遠してしまう人は多いと思う。
表紙の絵なんて、10代の子が手に取りやすいかっこいい男性と可愛らしい女の子だし。
実際に『ん?!』っという部分もあったが、
大人でもちゃんと怖さを感じる、生々しい描写でしっかり怖かったので
十分大人になった人でも楽しめる内容だと思う。
懐かしく、時間を忘れて本に熱中した頃のようにあっという間に読み終えた本だった。
リンク
シリーズ化するであろうおもしろい一冊だった。
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