三ツ谷と田所刑事シリーズの3作目(警察もの好き)
初めてまさきとしかさんの作品を読んだのは
三ツ谷と田所刑事シリーズの1作目『あの日、君は何をした』だった。
面白くて時間をかけずに読み終えたので、今回も期待しながら読んでみた。
イヤミスには中毒性があるので
今回は三ツ谷&田所が追う東京で起きた殺人事件と全く別の場所、北海道で起こった過去の出来事が
同時進行で書かれているのだが‥
これがどう繋がるのかと気になってどんどんハマっていった。
当然、死の背景には辛さ、苦しみがあるので読んでいてしんどい部分が多いのだが
予想外のことがたくさん起きるので先が気になって仕方がなかった。
寝る前に読み、今後の展開を想像しながら眠りに落ちたのだが
夢に登場し、結局途中で目が覚めて最後までやめられなかった。
仕事休みでよかった。
内容は全体的に暗い(薄暗い程度)なのだが、田所刑事が三ツ谷刑事に対する気持ち
うれしさとか苛立ちがちょこちょこ表現されている部分があるので(かわいい)
そこが張り詰めた空気を和らげてくれる。
『あの日、君は何をした』はイヤミスだったが、
今回は気持ちがきれいに(うまく表現できない)すっきり?とした読後感だった。
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